道征くかつどん旅

日本各地を旅したり,ダート林道に赴いたり.

道内屈指の秘境駅(日本一周46日目)

みなさんこんにちは、かつどんです。

極寒を体験出来る施設で-10℃未満の極寒を体験しましたが、天気予報で-10℃とかが出てきて震えています。

流石にそれまでには脱出しようかな…




46日目(11月14日)


道の駅ロマン街道しょさんべつにて起床。

日没後だったので気が付きませんでしたが、駐車場の裏手側には割と大きめなカートコースがありました。




航空写真で確認したらかなりデカくてびっくり。

時計回りで走るのだと思われますが、南側のストレートはかなり速度出そうです。

テクニカルセクションと高速セクション共に楽しめて非常に良さそうなコースなので走ってみたいですね。

カートは宝塚カートフィールドにて一度ありますが、腕の差が露骨に出て面白いので機会があればまた仲間うちで走りたいですな。



この日のお天気はわかる通りの晴れ。

もう一日待っておけば気持ちよくオロロンラインを走ることが出来たのか…と一日待てなかった昨日の自分を恨み、気持ちが萎えます。

萎えたし今日はもうええかなと思っていたところに、友人から糠南駅へ行けとの指令。

天塩まで戻ることになりますが、なんかその手の界隈では有名どころらしいので足を伸ばすかと思い北へ逆戻りします。

写真は道の駅てしおのすぐ近くにあった天塩町立天塩中学校。

学校とは思えないメルヘンな雰囲気を纏っていました。




天塩の街から内陸へ向かい、R40に合流後少し行った先に目的地の糠南駅はありました。

パッと見だと線路脇の物置にしか見えん…



糠南駅駅名標。

ここがちゃんと駅である事を示しています。

JR北海道あるある、隣の駅がシールで貼り替えられています。




ホームに上がり、駅舎の正面へ。

駅舎です。

この画角だと誰がどう見ても物置でしかないですこれは。




駅舎内。

椅子・机用のビール瓶ケースと除雪スコップが置かれており、壁には時刻表や路線図などの掲示物が貼られています。




ビールケースの上には、一つは駅ノート、もう一つには「ザリガニの鳴くところ」という本とカレンダー。

本のチョイスは誰がしているのでしょうか。

しかし、待合室に本が置いてあるのは田舎ならではな感じで良いですね☺️




時刻表と路線図。

朝昼夜の1日3本ずつの運行のようですが、周りに集落は無く、JR北海道の公開してる資料によるとH29-R3の5年間の乗車人員1日平均が0.0人なのでそりゃそうだなと言った感じです。




こちらの糠南駅、後で調べたところ全国でも屈指の秘境駅として有名だそうで、事実駅ノートを見るに県外からの来訪者も含めて数日置きに人が来ている様子が窺えました。




気温も下がりつつあり、外に出続けると冷えるのでほどほどに撤退、行きしなにも通りましたが問寒別側から戻ります。

こちらは問寒別川に架かる鉄橋。



去る前にサクッと問寒別の集落を見てると、「日本一しょぼいゲストハウス ウタラといかん」なるものがありました。

わざわざ日本一しょぼいなんて自虐せんでも…




日本一しょぼいゲストハウスの外観。

至って普通?の古民家です。

車中泊しかしてないので宿系は正直分かりませんが、そんなに酷そうでは無いかなという印象でした。




他にも、問寒別へき地保育所というこれまた自虐的な名称の施設が。

たしかにへき地であることは否めませんが、それを開き直って自虐してる部分は応援したくなります。




問寒別から離れる際、ちょうど遮断機が下りたので待っていると特急?が通過して行きました。

糠南駅の貧相なプラットフォームで見送るのは流石に怖いものがあるので、この場所で良かったです。




その後、中川町経由で日本海側へ抜け、前日と同じところだと面白くないので道の駅ほっと♡はぼろへ行きおやすみなさい。

それにしても道の駅の名前に☆やら♡やら付けててなんと言うか…個性豊かです笑


という訳で、次回は写真で日本初の海鳥研究施設として紹介されている北海道海鳥センターへ行きます。

それではまた。



今日の食事(税抜き*)


朝食:無し

昼食:無し

夕食:セコマ レシート貰いそびれました  ¥561

税込合計:¥561

大荒れの一日(日本一周45日目)

みなさんこんにちは、かつどんです。

低予算だから飯代ケチるぜ!ってやってたらみるみるうちに体重が減ってしまい骨と皮だけになってしまいました。

何事もやり過ぎはよろしくないです。ほどほどに。




45日目(11月13日)


道の駅わっかないで2度目の起床。

というか風が強すぎて4時間ぐらいで起こされました。

この日は終日荒天が収まりそうにないので諦めです。

シェードを片付けたら96のDB8が。

しかも羽はエボ7?なのか、知らない形。

DC2以上に見ないので勝手に写真を撮らせて頂きました。




もう1日待っていれば良かったものを、愚かにも移動するという選択をしたワタクシ…

今からでも殴りたい。

翌日も曇り予報やったのでまあええかと思い出発してしまいました。

写真は防波堤前の交差点で素材を集めるカメラマン。

台風の時然り、酷い天候の中ご苦労さまです…

この後ノシャップ岬を経由し南下。

ノシャップ岬は風速14,5m/sあったので風を受けやすいこの車だとそこそこ怖い…😨




夕来パーキング。

本来ならば利尻島にほぼ一番近いこちらよりばっちり利尻富士が見える訳ですが、当たり前のように見えないと。




景色も見えん、暴風に水溜まりばっかで走りにくいでとりあえず何か遊びたい衝動に駆られたので脇道探索。

一応yahooカーナビには道として表示されているものの、笹が生い茂っており限りなく通行する車は少ない模様。




この道、海岸線と並行しているはずがある所からは本当に茂りすぎて気づかず脇道の方に迷い混むことに。

海を見下ろせる広場に至ります。

勿論海は大時化。




ヒーヒー言いながら南下していると、風車の並びが見えてきました。

オトンルイ風力発電所やな!と思いきやそれよりもやや北方でした。

オトンルイ風力発電所の規模が拡大されたのか、はたまた別の風力発電所なのかは分かりませんでした。

まだ稼働には漕ぎ着けていないようで全てのタービンブレードが静止状態でした。




謎の風力発電所の横にはまたパーキングシェルターが。

こちらの浜里パーキングシェルターは猿払のものに比べて遠目だとただのシェルターにしか見えない簡素な造り。

調べたところ、日本海側の北海道r106には浜里パーキングシェルター、中央部のR40には開源パーキングシェルター、オホーツク海側のR238には猿払パーキングシェルターがそれぞれ設けられてるみたいです。

また次に稚内へ行く機会があればR40で開源パーキングシェルターに寄ってみたいなと思います。



浜里パーキングシェルターを出てすぐ、北緯45°のモニュメントがありました。

ゆっくり走ろう北海道。




反対側にはアクロバティックなNのモニュメント?がありました。

外に出る気も窓を開ける気にもならなかったので適当写真…




そうこうしてる間に本ちゃんのオトンルイ風力発電所が見えてきます。

晴れていたらどれほど綺麗だっただろうかと嘆きながら写真を。

10秒程しか外に出てなかったのに割とびしょびしょになり悲しみ倍増😢



死にかけながら走り、道の駅てしおへ。

天塩川河口を渡った時は物凄い突風でしたよ本当に。

写真は道の駅すぐ傍にある喫茶店。

ちょうど羽幌線天塩駅跡地の前だからか、駅名標が置いてありました。




こちらは天塩川歴史資料館。

残念ながら10月末までの営業なので開いてませんでしたが、約120年前に建てられた旧役場を改装しただけあり非常に趣のある佇まいをしていました。

赤レンガはそれだけで味が出で良いですね☺️




資料館建物裏側。

隣のバス待合室も雰囲気を合わせるために外壁の一部分がレンガで埋められています。

雰囲気を壊さないような配慮がなされてるのは流石です。



どこで泊まるか迷い、最終的にお風呂が良さげだった道の駅ロマン街道しょさんべつへ。

こちらのしょさんべつ温泉岬の湯はナトリウム泉でしたが、湯温がそんなに高くないのでゆったーりまったーり入ることが出来ていい湯でした。

ただ、荒天のため露天風呂には入れず…🥲




こちらはフグが有名なようで、レストラン入口に小さめなトラフグが泳いでいました。

流石に小さいし食う用ではないと思いたい。

この後、飯を調達しにコンビニへ向かいましたが割と遠かったです。

天塩以南の他の道の駅が基本的に中心市街地の中かすぐ側にある中、しょさんべつのみ初山別市街地と離れているので事前に買い物済ましておくこと推奨です。


というわけで、荒れたお天気の中の運転は疲れるのでこれにて就寝。

次回は屈指の秘境駅へ向かいます。

それではまた。



今日の食事(税抜き*)


朝食:セコマ チョコチップスナック(6本)  ¥110*

昼食:セコマ チキンカツカレー&カレーピラフ  ¥328*

夕食:セコマ 和風豚焼きうどん  ¥118*

                    クリーミーカルボナーラ  ¥118*

税込合計:¥727

館巡り(日本一周44日目)

みなさんこんにちは、かつどんです。

朝ごはんを食べなければどんどん腹が空くことも無いので、朝ごはん食べなくなってしまいました。

どんどんガリガリになって行く…🫠



44日目(11月12日)


道の駅わっかないで起床。
着いた時に中は見たのですが、暗くて見られなかった外側を見ていきたいと思います。
こちらは日本最北端の線路のモニュメント。
かつてはここから更に樺太へ向かう船に乗る人のために防波堤まで線路が伸びていましたが、今日ではここが本当に最北端となります。



駅構内から見るプラットフォーム。
終点なんだなあと実感します。



お昼の1時ですが、次の列車は4時間半以上も後の特急。
ここは観光地なので泊まれるところがまだ多くあるとはいえ、乗り遅れたら悲惨です。



駅の400mほど北には稚内港北防波堤ドームがあります。
防波堤と言われてもなお、本当に防波堤?と思うような形状。



正面から見るとこんな感じ。
柱の造りや意匠などから、聖堂に居るような感覚がします。
こんなに長い訳はありませんが。



防波堤ドームの中。
かつて稚内桟橋駅という鉄道駅だっただけあって、中々に広いです。
と言ってもこの中を列車が通った訳では無く、柱の外側に線路がありドーム内はプラットフォームになっていたようです。



稚内-大泊を結ぶ稚泊航路の記念碑。
かつてはここから何万もの人が当たり前のように樺太へ渡っていたみたいです。



C55機関車の動輪。
旧ソ連に侵攻される以前の時代は当然の如く蒸気機関車が現役の頃でした。
今では博物館などでしか見られませんが、今現役の車両達もいつの日か同じく博物館でしか見られない日が来るのだろうなと思うと乗れるうちに乗っておかねばと思います。



ということで、ノシャップ岬へ向かい稚内市立ノシャップ寒流水族館へ行きます。
お隣の青少年科学館と合わせて500円のチケット代で入れます。
こちらはホヤ。
こんな巨大になるんですね…
照明も相まってなかなかに不気味な様相をしています。



ミズダコ。
狭いところが好きなはずですが、蛸壺から出てきて微睡んでました。



ホウボウ。
赤い体色と胸びれ青色が映えます。
もう少し青と緑が混じるものだと思ってましたが、緑色は見られませんね。



館内にはドクターフィッシュ体験コーナーもありましたので、体験してみることに。
足湯のように足を入れるイメージでしたが、手の角質を食べてもらうかたちになります。
手を入れるとすぐ群がって来て、せっせと角質を食べてくれます。
感触としては少しこそばゆい。
3分ほど啄んでもらいましたが、実際効果があったのかは謎です。



沖縄の方で大繁殖してると噂のプレコ。
ごつくてかっこいい見た目をしています。男の子好きそう。
どんぐらい鱗が硬いのかコンコンして確かめたくなりますね。



丁度首が伸びている時のスッポン。
左右に移動する度に餌をくれ〜と着いてきます。
でもマヌケ面で可愛くは無いかな…



オオカミウオ。
これを見るために来たと言っても過言では無いので見られて嬉しい😄



悠々と泳ぐオオカミウオ。
円筒型の水槽で、ずっと泳ぎ続けられるようになっています。
複数のオオカミウオが飼育されており、泳ぎ続けているものもいれば底でじっとしているものも居ました。
それにしても長いですよね。



しかし、正面から見るとかなり醜い顔してますな…
ガチャガチャの歯にボコボコの額、どこ向いてんねんという左右非対称の目…
うーん醜い…😓



孤独の老ペンギン。
少し前まで3羽居たみたいですが、天寿をまっとうし今ではひとりぼっちになってしまったそう。
末永く生きて欲しいです。




中を見終えたので外のプールに行くと、丁度飼育員さんが餌やりするタイミングでした。

普通に給餌するのではなく、輪投げを行いそれの褒美として餌を与えていました。

にしても器用にキャッチするもんで偉いですね👏



移動してお隣の青少年科学館へ。
こちらは別館の南極越冬隊資料展示コーナーに置いてあった雪上車。



運転席には2本のレバーが生えていました。
これで左右のカタピラを操作するのでしょうか。



履帯を観るかと思って屈むと、なんとびっくりタイヤが。
タイヤで駆動してるの!?と一瞬びっくりしましたが、多分ただの引き摺りなはずです。
最後輪がスプロケットのようになって履帯に噛んでいたので、それが動力伝達用だと思われます。



南極地域特別観測隊建物解説書。
越冬も過ごす建物の設計にあたり、基準の検討から各設計の要綱を事細かく記されていて非常に面白い資料でした。
当時は何のデータもなく設計基準すら判然のしない中で一から検討し基準を設け、それに合うようにデザインを行い、基準に合致する材料を決定し、設置に係る手順を検討する、という流れで、工学系の学生にとってとても参考になる資料だなと感じます。
未知の領域に挑む人間は本当にカッコイイですよね。
この後、プラネタリウムにてオーロラの上映を見ました。
オーロラ、いつかは見てみたいものです。



R40起点のすぐ先にある青看板。
旭川まで250kmと、網走より全然近いですね。
本当はR238の終点の潮見5丁目にある青看板も撮るつもりだったのに完全に忘れていました…悲しみ…😢😢



科学館を出て夕食を食べに行く途中、何やら面白そうな場所を発見したので行くことに。
港の市場に隣接する稚内市樺太記念館。
こちらの建物ですが他には飲食店の他、ヤムワッカナイ温泉が入っています。



記念館前のマンホール。
ガンダムです。
全くもって未履修なのでなんでガンダムなんでしょうか?



稚内桟橋駅の再現ジオラマ。
当時の賑わいが見て取れます。



港側には貨物線があります。
プラットフォームは柱があるので乗り降りはそこまで便利では無さそう。



樺太の現況。
橋脚だけ残った姿が寂しいですね。
パルプ工場は煙突だけ当時のまま残っており、耐久性の高さが窺えます。



ループ橋。
盗人猛々しい…



樺太を走った鉄道達。
よく見るDE51なんかより二回りほど小さく見えます。
北の果てにある樺太ですが、特に東側は南北を貫くように鉄道が走り、西側も鉄道が整備されており活気がある土地だったことを初めて知りました。
米の育たない北の地なので勝手に人の少ない土地だと思ってましたが、戦前には最大40万人も住んでいたというのは本当に驚きです。



閉館時間の17時になったので夕食を食べに行きます。
ボリューム満点でかつ安いところと言えばやはり台湾料理屋ということで、味源稚内店へ。
台湾豚骨ラーメンとチャーハンのセットで880円という価格は本当に助かります。
ただ、一食目が少なかったのもあったので大盛りでも食べられたなあ感。
もう食べ終わってしまったので仕方ないので、セコマで翌日の朝食用のパンを買ったあと道の駅わっかないへ戻ります。



雨も風も強かったので天気予報を見たところ、とんでもない大荒れの天気という予報が。
台風並みの荒れたお天気…



天塩川河口から日本海側へくっきりと前線が伸びていました。
この後、朝にかけて更に風は強まり、うるさすぎて中々寝付けず…


というわけで、「館巡り」の館は水族館、科学館、記念館の3つの館の事でした。
次回は雨の中移動します。
それではまた。



今日の食事(税抜き*)


朝食:無し
昼食:セコマ チョコチップスナック(6)  ¥110*
夕食:味源 ラーメンセット  ¥880
税込合計:¥998