道征くかつどん旅

日本各地を旅したり,ダート林道に赴いたり.

炭鉱跡を訪ねて(日本一周26日目)

みなさんこんにちは、かつどんです。

どんどん時空の歪みが大きくなり、1週間前の出来事を書いています。。。



26日目(10月24日)


春採公園を発ち、太平洋炭鉱 炭鉱展示館へ。

入口横に何やらかっこいいシールドマシンが置いてあり、早速テンションが上がります。

館内に入ろうとしたのですが、現在無人でお向かいの体育館にて受付を済ますようにとのことでそちらで入場料を払ってから入ります。



入口入ってすぐ、こちらの巨大塊炭がお出迎えしてくます。

6トンもの黒光りする石炭は非常に大迫力です。

そしてこれが海底下350mから採掘されたものと思うと地球ってすごいなあと思わされますし、それを採る人間も恐ろしいものだなと思います。




中に入ると炭鉱開鉱から閉鉱に至るまでの流れを追いつつ、当時の資料や採掘法のモデルなどを見ることができます。

こちらは最後に用いられていた方法であるSD採炭のモデル。




こちらはSD採炭で用いられるドラムカッターとシールド自走枠。



後述する模擬坑道にあった解説板。

ざっくり説明すると、

1. 自走枠で天盤を支えながらトラフ(ドラムカッターの載るレール)の上をドラムカッターが左右に動き掘り進める



2. 自走枠を天盤から離して、シフター(油圧シリンダ)で自走枠をドラムカッターの方へ引き寄せる




3. 再度自走枠で天盤を支え自走枠が固定された状態でドラムカッターごとトラフを前に押し出し1の状態に戻る


といった流れになります。

要は、1列掘り終わったら芋虫の要領で前進していく形になるそうです。

中々ユニークな方法ですよね😄



SD採炭を行うまでの坑道を作るCM掘進。

こちらのコンティニアスマイナーでガンガン掘り進めていきます。




掘り進めて出てきた土砂はベルトコンベアでシャトルカーに運ばれて次々と運ばれていきます。




シャトルカーはなんというかベルトコンベアがついたトーイングカーって感じの見た目ですね。



さて、こちらの炭鉱展示館ですが先程も述べた通り模擬坑道が地下にあるのでそちらへ行ってみます。

中に入ると土臭いと形容すべきなのか分かりませんが、独特の臭いがします。

はっきり言うとあまり気分のいい臭いではないので、コロナのマスク様々な感じ🙄



まず現れるのがこちらの電気機関車。

人員や資材を運ぶのに用いられてたそうです。




坑内で高さが限られているので仕方ないのですが、中々に低い位置に電線やパンタグラフがあるのでふとした時に感電しそうで怖い😱



シャトルカーとベルトコンベア。



シャトルカーに延びるコンティニアスマイナーのベルトコンベア。



コンティニアスマイナーの刃。

イカつくて男の子が好きそうなフォルムです。 バリかっけぇ。

掘削の際にはどれぐらいの速度で回転しているのでしょうか、気になりますね。




正面から見た図。

突如これが目の前から現れたら完全に負けを認めてしまいますよこんなの。




暗くて少し分かりづらいですがコンティニアスマイナーの刃の下にある収集する部分。

まるでピンボールかのようなブームが取り付けられており、効率的に収集できるようにされています。

まあピンボールとは向きがまるきり逆ですが🤣



自走枠。

油圧シリンダが多数並んでるのが仰々しいですが、上からとんでもない圧力がかかってることを考えるとこれぐらいは要るよねといった感じ。




自走枠とドラムカッター。

少し湾曲しつつ生えているのがちょっと可愛げありますね。

ただやはりコンティニアスマイナーほどのインパクトは無いです。





ドラムカッターの刃を間近で。

当然側面でも掘削できるようになっています。

が、やはりコンティニアスマイナーを見たあとだと少しインパクトに欠ける…




コンベアーはチェーン駆動のようですね。


炭鉱と言えば夕張なイメージがありましたが、釧路のみならず北海道の多くの場所にかつて存在していたことは初めて知りました。

重大事故が発生してしまった炭鉱も多くある中、犠牲者を出さずに操業するノウハウを世界へと広めた功績は大きいのでは無いでしょうか。

ということで、釧路を後にします。



こちらは厚岸町の道の駅厚岸グルメパーク 厚岸味覚ターミナル コンキリエより眺める厚岸湖。

残念ながらこの日は定休日だったので食事などは出来ませんでした。




厚岸大橋を渡り厚岸半島へ行き、そのまま真っ直ぐ進むと愛冠岬入口駐車場へたどり着きます。

歩いて岬を目指します。



鬱蒼とした森の中からは鳥や鹿の鳴き声が聴こえてきます。

ふと横を見ると雄鹿が。

まだ立派とは言えませんが、角が生えています。




愛冠岬到着。

「愛」とあるだけあって、カップル用のモニュメント。



岬周辺には草を食む鹿の群れがいました。

割と斜度のある所でしたが気にせずお食事しているあたり流石👏👏

絶景の中食事できるのは羨ましいです。




海岸線を眺めて。

断崖の先は浜になっていて集落がありますね




愛冠岬へは直進して高台へ上るのですが、その手前の交差点は十字路なはずなのに何故か標識は丁字路になっていました。

元々一般車進入禁止だったりしたのでしょうか?



海岸線沿いを少し進み、お次はチンべの鼻へ。

ヒグマ注意⚠️という脅しにすっかりビビり散らかしながら誰もいない遊歩道を駐車場から歩くこと20分、チンべの鼻展望台に到着。

良い景色なのですがヒグマのことを考えると早く帰りたい気分でしかない😨




しかし、広大な草原と岬は北海道を感じさせますね。

ただ、馬の放牧がされている関係で地面は馬と鹿の糞💩だらけなので歩行注意。馬鹿がよ…




日没の迫る中、海岸線を急ぎ琵琶瀬展望台へ。

霧多布湿原を一望できます。

湿原の中、河岸まで住宅地が迫る姿はレアものな気がします。



霧多布湿原はこちらの琵琶瀬木道にて散策することができます。

秋なので一面黄金色に輝く草原になっていました。



琵琶瀬川のすぐ手前まで木道は続いています。

水の音と共に穏やかにゆっくりと時が流れます。




木道は手前側がこちらのような板敷で、奥側が木材チップ敷になっています。

板の方が歩きやすいですが、チップは足裏の感触が歩いてて楽しいです。


本当は霧多布岬まで行く予定でしたが日没によりタイムオーバー。

セコマで晩飯を買い、霧多布岬展望台駐車場で朝日を待ちます。


次回は遂に本土最東端!

更新が遅れていますがぼちぼち頑張るので見て下さっている方々は引き続き宜しくお願いします🙏

それではまた。

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