道征くかつどん旅

日本各地を旅したり,ダート林道に赴いたり.

湿原探索(日本一周25日目)

みなさんこんにちは、かつどんです。

徐々に朝方寒くなってきたので電気毛布が大活躍しております。




25日目(10月23日)


道の駅しらぬか恋問にて起床。

来た時は真っ暗だったので気づかなかったのですが、裏は砂浜になっていました。

寝起きに波の音を聞くのは心地よい☺️




釧路湿原探索をするためにまず釧路市湿原展望台へ。

展望台自体は有料で他に面白そうな展示などもありましたが、午後からお天気が下り坂なのでパスして遊歩道へ向かいました。

こちらも色付いた木々が来訪者を迎え入れてくれています。




国内最大の湿原であることはしっていましたが、こうして地図を見ると非常に大きいことを改めて実感します。

あと、釧路市と釧路町があるのが中々興味深いですね。

僕が知らないだけかも知れませんが、同じ名称を有している別々の市町村というのは全国的にも珍しいのではないでしょうか。




遊歩道を20分ほど歩き、北斗展望台より釧路湿原を見渡します。

だだっ広い平野全てが背の低い植物に覆われており開発されてない姿は北海道を感じさせます。




手前の通常の森林とは様子が違うことがはっきりわかるかと思います。

秋の色付いた森も良いですが、黄金色の草原もとても好きです。



遊歩道を散策中に看板で道程を確認していると、割とすぐ近くに遺跡が。

駐車場に戻った後、車で遺跡入口の釧路市史跡北斗遺跡展示館へ向かいました。

北海道ならではの続縄文時代、擦文時代の土器などを見ることができます。

写真は擦文時代の住居の復元モデル。



展示館を出て遺跡および復元住居の見学へ向かいます。

駐車場から約500mほど歩くと移籍にたどり着きます。

窪地になっている所が当時住居を建てる為に掘られた竪穴の跡です。

これぐらいの距離からみるとモグラ叩きゲームに見えてきてしまいます…笑



そこから200mほど進んだ所にも遺構があり、そこには復元された住居もあります。

全てが復元された訳では無いですが、集落の一角を見ることで当時の村の様子を窺い知ることが出来るのではないでしょうか。



復元住居のうち2つほど中に入れるものがあったので入ってみることに。

想像よりかなり入口が狭いので頭上に気をつけながら屈んで中に入ります。




中の様子。

寒くなってきていたので囲炉裏で薪が燃やされており、中は暖かかったです。

今の家のように密閉されている訳では無いですが、雪も寒風も凌げられるし空間が広くなくすぐ暖められるので、それなりに快適に過ごせてたのではないかと思います。

なお、短時間しか居なかったのですが全身が燻されたようないい香りに包まれましたとさ🙄




中に入ることのできたもうひとつの住居。

縦横斜めに張り巡らされた骨組みが見えます。

骨組みを上手く有効利用して棚のようなものも設けられており、上手く空間を使っています。



車へ戻り、お次はこれまたすぐ近くにあった釧路湿原野生生物保護センターへ。

ここでは、何らかの事故により負傷した野生生物の保護に取り組んでおり、また事故を無くすための活動も意欲的に行っているそうでした。

オジロワシやオオワシ、シマフクロウなどの大型猛禽類は数が少ない上に広大な縄張りを持つので生息数を増やすのは中々に難題な反面、車や列車との接触事故や電線接触による感電事故、鉛玉で仕留められた鹿を捕食することによる鉛中毒などで死亡する例が多発しており対策が急務とのことでした。

カラスやスズメなんかとは違って俊敏出ないからこそ接触事故が起きるようなので、運転中は特に気をつけなければならないなと感じました。

写真は双眼鏡越しのオジロワシ。

威風堂々とした凛々しい姿は非常に魅力的です。



まだ日没まで時間があったので、湿原を挟んだの向かい側にある細岡展望台へ。

金色に輝く大地が美しい。




こちらの細岡展望台、なんと達古武沼を抜けて北側から入っても、多少のダート区間を通ることになりますが、これがまた綺麗なフラットダートで感動ものです。

南側の遠矢集落側から入ると10キロほどダート山道を進むことになるのですが、勾配もRも緩い山中をフラットダートが続くので本当にグラベルラリーのSS区間のような雰囲気をしていました。

遊びたい気持ちもありましたが流石にゆっくり走りましたね…



一山超えると釧路川と新釧路川を区切る岩保木水門を訪れることができます。

先程居た細岡展望台からこちらまで直線距離だと2.5キロほどしかないのですが、大回りに行く以外の道がないので10キロほど先程述べたダート区間を走ることになります。

写真は旧岩保木水門。

中々に趣を感じさせます。



一段上がったところより眺める新釧路川と釧路湿原。




日も落ちて来たので撤退し、釧路昭和のイオンにたお買い物をし、鮭フレークをかけたご飯という何とも質素な晩御飯にしました。

こちらでお茶碗をかいましたが、やはり紙皿と違って家で食べてるのと変わらないので安心します。

その後天然温泉ふみぞの湯に入浴しさっぱりしたのち、春採公園にておやすみなさい。


次回は炭鉱について学びます。

それではまた。

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