極寒の監獄(日本一周34日目)
みなさんこんにちは、かつどんです。
寒く感じないし流石に寒さに慣れてきたか〜と思ってたら単純に晩に曇って気温が下がらなかっただけでした。
相変わらず寒がりなのは変わらないです🥶
34日目(2022年11月1日)
ついに11月に入りました。
後々知る事なのですが、開いているのが10月末日までの施設がちらほらあり本格的に冬が来るのだなあという気持ちです。
ということで北見の友人の家にて起床。
また思い出話をしたりした後、友人は2限があるということでお暇します。
「全然居るなら居ってもええで〜」と言われてたのでお言葉に甘えてもう1泊しときゃ良かったな〜とおもいますが、その時はなんか遠慮してしまいました。
昔から朝飯食わん奴やったの忘れてたのでお腹ぺこぺこ。
ということで、北見工大の学食へ向かいます。
うちの大学は近所の方がランニングしてたり犬の散歩で来てたりするので多分国公立大学はそこらへんフリーだと思うので全然気にせず入って行きます。
というか僕自身学生なので歳変わらんし。
他所の大学に行く機会は多くないので、ちょっとウキウキします😁
敷地を半周して食堂へ。
生協食堂なので大きくは変わりませんが、レイアウトはそれぞれ異なるのでここはうちよりええな、ここはうちの方が便利だな〜なんて思いながら食べるものを選んでいきます。
また、メニューも微妙に違うのでこれいいな〜と思うものも多々あります。
選んだのはハンバーグステーキ丼。
これ、めっちゃ美味しかったです😋😋
めちゃくちゃご飯が進むので、Lサイズが欲しいですな。
オクラのお浸しと合わせて900kcalということでカロリーは思ったより高くないですね。
学食の揚げ物丼頼むと平気で1300kcal行くんでそれに比べたらの話ですが。
ちゅーわけでご馳走様でした🙏
🥺な顔されてもクーポン使う機会はもう無いでしょう。
ちなみに夕方味噌汁が値引きされるクーポンでした。
次に向かったのはコーチャンフォー。
装飾だけ見たらラブホかよみたいな見た目ですが、やたらデカい本屋です。
航空写真で見た感じ、イオンより全然デカいです。
どんな本屋…😅
旧友と再開できたので名残惜しいですが北見を離れます。
今年の年末は地元戻るみたいなのでまあええかと。
そして向かうは網走監獄。
入所、出所する受刑者の心を写すと言われる鏡橋を通り中へ入ります。
実際の刑務所は網走川左岸にあるので、実際の鏡橋も網走川に架かっています。
旧正門。
これより博物館網走監獄です。
正門。
煉瓦造りの門はやはり迫力が段違いです。
耐震性やら色々とあるでしょうが、煉瓦造りの建物が数少ないのは悲しいですね🥲
この後、門の奥に見える庁舎へ行き北海道開拓と集治監の歴史などについて学べます。
極寒の未開の地を開拓するのに囚人を使おう!なんて現代であれば人権云々で絶対不可能な話ですね。
さて、庁舎で網走監獄設立までのあらましを見たところで正規ルートならば時計回りに見て回るのですがパンフレットをそっ閉じしてしまったので逆向きで回ってしまいました…😥
ということで訪れた教誨堂。
各々の宗教に基づき囚人達に精神的、倫理的、宗教的指導を行う建物。
どの建物も囚人が建てた訳ですが、特にこちらは精魂込めて建てられたそうです。
和風な装いとは裏腹に白い壁にシャンデリアという洋風な広間になっています。
他の場所が基本the和風なのでここだけ別の場所のようです。
独居房。
問題のある態度を取った暁にはこちらに幽閉されてしまいます。
背後に窓は無く、入口の戸を閉めてしまえば闇になってしまいます。
真冬にここに入れられた暁には…想像したくもないですね🥶
浴場。
毎日入れる訳ではなく、また脱衣、洗体、洗髪、入浴、着衣はそれぞれ3分など決まった時間内で看守の号令に従って行わなければならないという徹底ぶり。
入浴が好きな自分には耐えられそうにないです…
旧網走監獄舎房及び中央見張所。
網走監獄と言われて真っ先に思い浮かぶであろう最も有名な放射状の建物。
立派な正面です。
中央の見張所から見た舎房。
八角形になっており、5棟ある長い舎房の先まできっちり見通せます。
舎房より中央見張所方面を望んで。
ずらりと均一に並んだ房は冷たさを感じますが、明るい煉瓦敷きの床、高い天井と自然光を取り入れる天窓、そして天窓を支える三角形の屋根組が美しく開放感を与えます。
房内。
厠のみで非常に質素な造り。
見ているだけで寒く辛そうです。
冬季用のストーブ。
こちらは最初に用いられていた薪ストーブ。
中間にもう1台あり2台体制ではありますが、この広さではどれだけ効果があったのでしょうか。
房に暖気が伝わる前に天窓の方へ行ってしまいそうです。
5棟の舎房は雑居房のみのものと独居房もある棟とで多少違いはありますが、基本的に同じような造りでした。
出る前に入口にて展示されていた2人の"脱獄王"の特集を見てから出ました。
西川寅吉と白鳥由栄の話は面白いので興味ある方は是非。
40年弱前まで現役だとは。
それまでに何人を迎え、何人を更正させることができたのでしょうか。
お次に向かったのが旧網走刑務所二見ヶ岡刑務支所。
網走湖の西方にある丘陵地に自給自足を目指して造られた農園を管理する収容者が入所した刑務支所です。
1912年に建てられた先程の舎房よりも更に15年以上も前の1896年に建てられた建物です。
雑居房は同じような造りとなつていますが、天窓が無く板張りの床なのでより寒々しさが増します。
浴場。
こちらでも同じような風呂の入り方をしていたことでしょう。
コンクリの床は湯冷めしそうですね。
というかそもそも入浴時間が短すぎて温まらないかも…
楽しそうに食事をとる風景。
囚人一同で苦労して育てた作物はさぞ美味しかったことでしょう。
必要な道具なども自分たちで道具を駆使して作ります。
こういった作業一つ一つが更正のきっかけになったことでしょうね。
戒具。
今の手錠と比べて禍々しいですね。
囚人体験コーナー。
コロナ対策で当然できませんでしたが、自由を奪われるのは嫌な話ですね〜😫
こちらは休泊所。
道路工事などの外役作業時に囚人達の寝泊まりする建物として建てられるものです。
丸太を枕にして寝るのは逆に疲れそう…
釧路地方裁判所網走支部法廷復元棟。
裁判所は監獄に入れられる前に必ず経由するということで併せて復元された建物。
被告はどういった面持ちで入るのでしょうか。
お世話にならないように生きたいですね。
その他、監獄歴史館などにも寄りつつ3時間半もの間じっくりと回ることができました。
逆回りでしたけどね🙄
出る頃にはちょうど日が暮れどこにも行けそうになかったので道の駅流氷街道網走へ行き活動終了。
次回は稚内方面へ移動しつつ北海道の自然を堪能します。
それではまた。