本土最北端!(日本一周43日目)
みなさんこんにちは、かつどんです。
長期休暇の時のみならず普通の土日だけでも昼夜逆転になってしまう悪い人間ですが、今絶賛昼夜逆転状態になってしまってます。
昼夜逆転の一番手っ取り早い治し方は1周させること。
今まで何周したことだろうか…
43日目(11月11日)
道の駅北オホーツクはまとんべつにておはようございます☀️
今日が正念場と言えるので、とりあえずサクッとクッチャロ湖に向かいます。
こちらの碑の前の道路が工事中だったのですが、携帯構えたらスっと横に退いてくれました、ありがとうございます💦
白鳥の湖ということですが、丁度白鳥が大量に飛来してきてました。
手前側の大沼と奥の小沼が水路で繋がってクッチャロ湖を形成しています。
道の駅側の湖岸にはクッチャロ湖水鳥観察館があるので入ります。
例の如く単眼鏡が置いてあるのでそちらで水鳥達の観察を行えます。
マガモの雌雄かな?
先程の白鳥は熱心に毛繕いをしてました。
左側に見えるのはオナガガモ?
初心者なので同定が難しいです😅
白鳥まみれです。
動物園かよってぐらい近くで見られます。
丁度この左側で年少さんくらいの女の子がエサやりしてたので続々と集まってきてました。
程々にしてクッチャロ湖を離れ、次の目的地の猿払村道エサヌカ線へ。
途中にクランクを2箇所挟みますが、15キロ以上電柱や看板など遮るものが無い直線が続きます。
晴れているのもあり、これぞ北海道という本当に素晴らしい風景。
南側は延々と農地が続き、大型トラクターと何度も出会いました。
北側は笹が生い茂る未開の地の中を突き進みます。
背後には北見山地北端の山々が見られました。
珠文岳か、あるいは斜内岳だろうか。
R238に戻ると、程なくして猿払パーキングシェルターがありました。
線形が良く、見通しも良い道で道の駅間の間隔も普通の道なのにわざわざパーキングエリアを設けているのは不思議ですね。
地吹雪多発区間で緊急避難用とかなのでしょうか。
そこから30分ちょっと、今回の旅で一番の目的地と言っても過言では無いこの最北の地、宗谷岬に到着。
感無量。
日本最北端の地の碑。
暖かいとは言えませんが、空は晴れており遠く樺太の大地が微かに見えます。
知床峠より見られた国後島然り、重要な場面で良い天候に恵まれたのは本当にラッキーとしか言えません。
樺太のクリリオン岬までは直線距離でわずか43kmしかありません。
しかし、日本の領土では無い。
住処を追いやられて移住を余儀なくされた人は本当に複雑な想いを抱えてるのだろうなと思います。
間宮林蔵の立像。
約200年前にこの海を渡り、樺太を島と認識して世界地図に間宮海峡として名前を残した偉大な人物です。
宗谷岬の歌。
宗谷岬先端を望む山手には宗谷岬公園が整備されています。
こちらはラペルーズ顕彰記念碑。
樺太と宗谷間の海峡を発見したフランス人のラペルーズ一行の航海から220年を記念して2007年に建てられたそう。
宮沢賢治の詠んだ詩。
妹を亡くした翌年、妹の魂の行方を探すためにこの地から樺太へ渡ったそう。
そこで、後に代表作となる銀河鉄道の夜の着想を得たのだとか。
あけぼの像。
北海道の生乳生産量100万トンと飼育乳牛50万頭突破を記念して1971年に作られたそう。
世界各地の友好都市や姉妹都市の方角と距離。
国内の石垣島ですら3000キロ近く離れており、小さな島国と呼ばれる日本が思いのほか広いのが感じられます。
まあ細長いだけですけどね。
旧陸軍望楼。
日露戦争開戦前の緊張感が増す中、当時最強のバルチック艦隊を監視するために建てられた監視用の建物。
日露戦争終結後は無線基地として用いられ、第二次世界大戦中は潜水艦監視基地として用いられてと長きに渡り重要な役割を果たしてきたみたいです。
多少の損傷は見られるものの、明治から今まで風雨に晒されながらも現存しておりその堅牢さを窺い知ることができます。
祈りの塔。
大韓航空機撃墜事件の死者を悼んで建てられた折り鶴の頭の形をした鐘。
知ってるような、知ってないような…ぐらいの事件なんですよね正直。
悲劇を二度と繰り返さないよう、このように形として残して置くのはとても大事だと思います。
宗谷岬灯台。
四角い建物なのであまり灯台感を感じさせません。
山手の入口には宗谷岬展望台が。
日本本土四極踏破証明書の発行を請け負っていますが、冬季は店が閉鎖しておりここでは発行して貰えず。
中に入ること自体はできます。
最北観光柏屋。
最北端関連のお土産を買うことができます。
一番気温の高くなる時間なので、気温は6.1°とそれなりにありました。
お土産はいつもの如くステッカーと、バイト先に持って行けるように塩飴を買いました。
お土産屋さんの奥には流氷館が。
紋別で-20°を経験したとは言え、-13°でも寒かった🥶
入口右手にある自販機は日本最北端の自販機。
これ以外にも日本最北端の公衆トイレなど、最北端にあやかったものがそこここにありました。
こちらも最北端にあやかった飲食店、食堂最北端。
周りの店が冬季には閉めてしまう中、バリバリ営業してました。
観光地価格になっているを理解しつつ、ここまで来てコンビニ飯もアレですしせっかくなので行きたいと思います。
ラーメンがメインメニューのお店でした。
その中で、オススメされていたほたてラーメン(塩味)を注文しました。
至って普通に塩ラーメンでしたが、美味しかったです。
他にオススメされていたのはもずくラーメン(しょう油味)。
私は塩派なので塩ラーメンを注文しましたが、こちらも美味しそうですね。
食べてる間に観光バスが来た上、一般車も増えてきたので撤退し稚内市街地方面へ向かいます。
撤退前に日本最北端のガソリンスタンドで満タンにします。
レギュラー175円で悩みましたが…
レシートと共に日本最北端給油証明書を頂きました。
話によると貝殻も貰えたらしいのですが、それは特にありませんでした。
稚内市街地へ向かう途中に、稚内市役所宗谷支所に向かい日本本土四極最北端出発・訪問・到達証明書を頂きました。
これにて2枚目、半分達成です。
宗谷支所の裏手には白い道のゴール地点があります。
ホタテの貝殻を砕いて敷き詰めた道で、真っ白でとても綺麗な未舗装のようですが冬季閉鎖が始まっており行くことはできず。
やはり11月に入ると行けないところが増えますね…🥲
稚内空港を過ぎ、大沼へ。
2羽でハートを形作る白鳥のパネルがありますが、クッチャロ湖程多くは飛来していませんでした。
大沼に居る時にギリギリ間に合うのでは?と思い急いで向かったノシャップ岬。
日没にはギリギリ間に合いませんでしたが、夕焼けの中にそびえ立つ利尻富士が美しい。
ノシャップ岬の碑。
イルカちゃんが可愛いですが、ここまで泳いでくることがあるのでしょうか。
ノシャップ岬。
稚内灯台。
全国で2番目に高い灯台なだけあってかなり高いです。
ウォーリーみたいな色。
ノシャップ岬のマンホール。
利尻富士に防波堤、タロとジロが可愛くデザインされています。
セコマで腹ごしらえをした後、風呂へ。
向かったのは稚内温泉童夢。
露天風呂完備、内湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉と日替わりの薬湯で、600円の値段に恥じないクオリティ。
この日の薬湯は真っ赤な薬宝湯。
利尻富士見るためにもう少し早く来てれば…
エントランスの自販機で最北端入浴証明書を買うことが出来ます。
2種類ありましたが、綺麗な日の入りの方を購入。
裏側。
これの他にも、オリジナルタオルなども売ってました。
記事を書く際にHPをみてたのですが、いい感じのデザインでせっかくならオリジナルタオルも買えばと良かったなと…😢
風呂から上がり、道の駅わっかないへ。
道の駅ですが、実質JR稚内駅でした。
まだ改札周りが開いてたので少し散策。
音威子府まででも3000円以上…
往復切符の案内。
札幌まで普通に1万ちょっとなので、かなりオトクですね。
そして5時間で札幌にたどり着くのか…
というわけで、車に戻り就寝。
今日は無計画の旅の中でほぼ唯一に近い目的地であった宗谷岬に到達。
これ以上家が遠くなることは無いと思うと安心するような、寂しいような。
と言ってもまだ日本一周としては1/4が済んだのみなので、この先も寒さに負けず頑張りたいと思います。
次回はノシャップ岬にある水族館と科学館へ。
それではまた。
今日の食事(税抜き*)
朝食:A-COOP ニューラウンディ ¥127
昼食:食堂最北端 ほたてラーメン(塩味)¥950
夕食:セコマ チキンペペロンチーノ ¥118*
和風豚焼きうどん ¥118*
税込合計:¥1331